ハイランドモルトの蒸留所②ダルモア、グレンモーレンジ

 

【本日のポイント】ウイスキー検定公式テキスト第2章より

 

〇スコッチの主な蒸留所(ハイランド)

4.ダルモア

・1839年にアレクサンダー・マセソンが設立。1867
年にホワイト&マッカイ社のマッケンジー兄弟が入手。ホワイト&マッカイ社創業者とマッケンジー兄弟は友人同士で、その関係から同社に原酒を提供していた。
1960年代にダルモアとホワイト&マッカイ社は合併。2007年のUBグループによる買収を経て、現在はフィリピンのエンペラドール社がオーナー。

・ポットスチルは計8基。初留釜はランタンヘッド型にT字シェイプ。再留釜は首の部分がチューリップの花のように広がっているユニークな形。

・12年、15年、シガーモルトなどが定番商品。ボトルの雄鹿のエンブレムは、1263年に国王アレキサンダー3世が雄鹿に襲われそうになったとき、マッケンジー家の勇者が命を救ったというエピソードに由来する。

 

5.グレンモーレンジ

・1843年創業。首が長い煙突のようなユニークな形状のポットスチルが思わぬ結果を生み、素晴らしい風味を作り出した。スチルの首は全蒸留所で最長の5.14m。

・「樽のパイオニア」。シェリーやポート、マデイラなどのワイン樽に詰め替えて後熟を施す「ウッドフィニッシュ」を市場に投入した初の会社。バーボン樽にもこだわり、米ミズーリ種でホワイトオークの原木を買い付け、「デザイナーカスク」と呼ばれる独自の樽を調達している。ウッドフィニッシュは、「エクストラマチュアードシリーズ」として現在はシェリーとポートとソーテルヌの3種が出ている。

・ポットスチルは12基で生産能力は600万ℓ。仕込み水はターロギーの泉、ケルピーの泉という硬度190の硬水を使用している。

 

次回はハイランドモルトの3回目です。