読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ひたすら「待つ」

「製造」工程の後半です。概略だけなのにブログで3回もかかりました。

 

・熟成庫(ウエアハウス)の別名は「保税倉庫」。ハウス内は免税になっているからだそう。釜から流れ出た瞬間から、その酒は課税対象。だから蒸留所の職人でも保税官の立ち会いなくして、酒を一滴も飲めないのだとか。

 

【本日のポイント】第2章より

〇スコッチモルトの製造

◇5. 熟成(マチュレーション)

・2回蒸留後の段階ではまだ無力透明でウイスキーとは呼べない。最低3年の熟成を経て、初めてウイスキーと呼べるようになる。熟成前の無色透明の酒はニューポット、ニュースピリッツといって区別される。

・できたてのスピリッツはアルコール度数が70%程度。樽材の成分が溶出しやすいよう、加水し度数を63%前後に落としてから樽詰めされる。

・樽はオークでできている。オーク(oak)はブナ科コナラ族の広葉樹の総称で、全世界に300種あるといわれている。スコッチの熟成に使われるのは、アメリカンホワイトオークとコモンオーク(スパニッシュオーク)など。

・樽はウエアハウスと呼ばれる熟成庫に運ばれ、じっくり寝かせられる。3年から30年くらいまで、酒も若い子から年寄りまでいろいろだ。「ダブルマチュアード」という商品は、通常の熟成年数を経た後、樽を移し替えた追熟させたもの。味わいがより豊かで複層的になる。

◇6.瓶詰め(ボトリング)

・熟成場所(倉庫の位置、倉庫内の樽の位置、ラックの段数)によって風味が異なるため、熟成後の樽は、タンクで混合される。複数の樽をヴァッティング(混合)して、ブランドの味が作られる。

・このままでアルコール度数が高すぎるため、加水して度数を落として瓶詰めを行う。現在はEU規格の40%が一般的。

 

製造過程の話はここまでです。

次回はスコットランドの生産地区分を見ていきます。